笑い飯
ロボットネタなのだが、「ウィーン」とか「ガシャッ」とか言っている時間があまりにも長すぎてダレる。ボケとボケの間が長すぎる。そのボケもパンチ不足。決勝常連の笑い飯としては、最終決戦用にネタを取っておいているものと推測できるが、こんなネタでは最終決戦に進むのは無理。(管理人評価 83点)
POISON GIRL BAND
島根・鳥取ネタ。最高点をつけた松本人志にも「M-1用のネタではない」と評されていたが、私も同感である。たしかに10分くらい時間があれば、もっと笑いを詰め込めたかもしれないが…。シュール系漫才なのは分かるが、テンポの遅さとボケの少なさだけが目につく。それを補うだけのものが何も感じられなかった。(管理人評価 78点)
ザブングル
冒頭で「顔芸だけではない」と紹介されていたが、ある意味本当かもしれない。顔芸と、勢いと、声の大きさと、オーバーアクションでひたすら乗り切ろうとしているようなネタ。顔芸はもう何回も見ているし、2〜3回見れば飽きる。「悔しいです!」を連発されても、何も面白くない。ネタに深みがなく、漫才の実力を感じない。(管理人評価 82点)
千鳥
象と飼育員ネタ。笑いどころが全く分からない。漫才として見ると組み立てが稚拙。ラストも全く盛り上がらず。客席の反応は実に正直なものである。つまらないショートコントを3本くらい見せられた感じ。後半にかけて盛り上がっていくわけでもなく、ただダラダラと4分間が過ぎていっただけ。(管理人評価 80点)
トータルテンボス
昨年から一段と切れ味を増した印象。前半にちょっとしたネタをちりばめてあり、最後の火事の場面で一気に爆発させた。最終部のテンポアップは漫才でのお約束ではあるが、彼らの実力と前半のネタのおかげで完成度が非常に高いものとなった。構成がうまく、「施工主のバカ」など、印象に残るフレーズも多かった。(管理人評価 95点)
キングコング
中田カウスが「ジェットコースターのよう」と評したが、的を射ていると思う。漫才として見ると目新しさはほとんどないが、スピード感にあふれ、洗練されていて、完成度が高い。安定している。2人の息がピッタリと合っている。相当に鍛錬を積んだのだろう。4分足らずの短い時間の中に、たくさんの面白さが凝縮されている。(管理人評価 96点)
ハリセンボン
箕輪のボケはそこそこ面白いのだが、近藤のツッコミがオーバー気味。それが持ち味と言えばそれまでだが、もっとコンパクトにしたほうが良い。1のボケに対して3のツッコミを返しており、ちょっとくどい。もう少し面白いツッコミを返せる実力があるのなら別だが…。ネタは悪くないので惜しい。(管理人評価 86点)
ダイアン
スカウトネタ。わりとオーソドックスな漫才のスタイル。オーソドックスなだけに見ていて安心できる部分もあるが、ボケにもう一撃欲しかった。盛り上がる要素はあったが、全体的にパンチ不足でちょっと物足りない。西澤の喋りに抑揚がないのは、芸風なのか? この喋り方のせいで、ボケの威力が半減していると思うが。(管理人評価 85点)
サンドウィッチマン(敗者復活)
街頭アンケートネタ。種類の異なるボケがたくさん詰め込まれており、構成はシンプルながら面白い。ボケとツッコミが常に交互に来るので分かりやすいし、ボケの数も威力も十分。「焼きたてのメロンパンが売り切れるだろ!」はツボにはまった人が多いのでは? 普通に、漫才師としてのレベルが高い。(管理人評価 98点)
2007 M-1グランプリ 最終決戦
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中田 |
大竹 |
巨人 |
石井 |
上沼 |
松本 |
紳助 |
合計 |
管理人 |
| トータルテンボス |
○ |
|
|
○ |
|
|
|
2 |
|
| キングコング |
|
○ |
|
|
|
|
|
1 |
|
| サンドウィッチマン |
|
|
○ |
|
○ |
○ |
○ |
4 |
○ |
トータルテンボス
旅行代理店のカウンターネタ。振り返ってみると、3組の中で唯一、決勝よりも最終決戦のネタが良かったと思う。彼らの本気度が伝わってきた。前半部だけでもかなりのレベルだが、終盤のテンポアップは秀逸。藤田が大村に乗っかってメチャクチャになるのだが、最後にうまくまとめるあたりは素晴らしい。
キングコング
キャスターネタなので、不運にもハリセンボンとネタが少しカブってしまった。M-1での実績には乏しいものの、人気コンビらしくさすがに洗練された漫才を見せてくれた。ただし、ネタのインパクトは決勝の洋服屋のやつよりは少し劣る。結果論になるが、レベルが低い今年はこのネタでも最終決戦に進めただろう。
サンドウィッチマン
ピザ屋の出前ネタ。敗者復活なので、決勝よりネタがやや落ちるのは致し方ないか。とはいえ、このネタもかなり秀逸。104とか「僕ちゃんとピッツァって言いましたよ!」など、印象に残りやすいネタである。どちらかというとコント用のネタという感じはするが、漫才としてもかなり面白い。
総評
上位陣と下位陣のレベルの差が激しかった。サンドウィッチマン・キングコング・トータルテンボスは高いレベルで拮抗しており、どのコンビが優勝しても全く文句はなかった。しかし、4位以下はガクッとレベルが落ちてしまう。本当に準決勝で真面目に選考しているのか極めて疑問。というか、ちゃんと選んでないからこんなにつまらないネタが多くなってしまうのだろう。これだから「M-1は決勝までは事務所の力で勝ち残れる」と言われてしまうのである。ちなみに敗者復活のサンドウィッチマンはフラットファイヴ所属。
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